☆ DISAJP NEWS ☆ Vol.46 2021年1月4日配信 ADUHELM® EU承認否決
こちらのメールは、一般社団法人認知機能改善サポート日本協会のメールマガジン『DISA NEWS』に会員登録していただいている方へお送りしております。
世界を認知症ゼロにするため、当協会から皆様に有益な情報をお届けするため、毎月4日に、メールマガジンを発行しています。
新年あけましておめでとうございます。
世界的にCOVID-19感染が続き、経済、医療、生活に困難を抱えていらっしゃる方の問題など、解決しなければならない課題が山積みではございますが、
私たちは、高齢者とそのご家族の抱える課題解決のために、本年もこれまで以上の努力を続けてまいる所存でございます。
WHOに報告されている全世界の累積感染者数は2億7,911 万4,972人、累積死亡者数は539万7,580人となりました (12月27日 5:54pm, 中央ヨーロッパ時間/日本より8時間遅現在:年末年始の発表がないため、さらに数は増加中)。
人口10万人当たりの新規感染者数が多いのは、ヨーロッパ地域(304.6人)とアメリカ地域(144.4人)で、人口10万人当たりの新規死亡者数が多いのは、ヨーロッパ地域(2.6人)、次いでアメリカ地域(1.2人)でした。
他の4地域(東南アジア・アフリカ・東地中海、西太平洋地域)は、人口10万人当たりの新規死亡者数が1人未満となりました。
https://www.forth.go.jp/topics/20211230_00001.html
中国西部の西安市でも、12月23日に、ロックダウン(都市封鎖)に。中国当局による制限措置としては、武漢市でコロナのパンデミック(世界的大流行)で始まって以来最大の規模となっています。
地球規模の危機的状況ではございますが、わが国の国民の皆様の日常における感染対策、および、自主的な自粛生活が感染拡大を最小限に抑えているといえます。
同時に、長期的な感染医療に関わっておられます皆様に深く感謝を申し上げます。
2019年 中国湖北省武漢市を中心に発生し、世界中に拡大する新型コロナウイルス感染症において亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被患された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。被患された方々の1日も早い回復と、困難な状況にある皆さまが1日でも早く日常を取り戻されることを心よりお祈り申し上げます。
本日のメルマガ内容
〇 当協会 理事長 直井一雄 新年のご挨拶
〇 当協会 学術研究顧問 森昌夫 新年のご挨拶
〇 ADUHELM® の EU承認否決でみえる認知症の治療の今後の可能性について
〇 『真斗利来素』(まとりくす) のご紹介
〇 認知症スケールを作った長谷川和夫医師の100の言葉
〇 認知機能障害予防の食生活のすすめ
〇 認知機能改善サポート日本協会一般会員・賛助会員の入会ご案内
〇 当協会理事長 直井一雄 ご挨拶
謹賀新年
幸多き一年になりますよう
心よりお祈り申し上げます
当たり前のことに気が付くのに時間がかかる
年を取ることのいいことのひとつです
大休みのなかから うまれきて
小休みに中休みをまぜてやりつづけ
さいごにまた大休みにかえっていく
まど・みちお
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
令和四年元旦
一般社団法人認知機能改善サポート日本協会 理事長 直井一雄
https://disajp.org/information/4272/
〇 当協会学術研究顧問 森昌夫 ご挨拶
明けましておめでとうございます。
明るい年明けになりましたでしょうか。
今年こそは勢いを持っていこうと思います。
コロナも終わりが近づいて良い年になると思います。
私も計画したことがうまくいく予感がいたします。
今年は『鬱(うつ)』と『認知症』に益々取り組んでいく次第です。
世界が平和でありますように、そして日本の発展を祈念し、新年の挨拶にかえさせて頂きます。
皆様の健康と長寿、発展をお祈り申し上げます。
一般社団法人認知機能改善サポート日本協会 学術研究顧問 森昌夫
https://disajp.org/information/4270/
〇 ADUHELM® のEU承認否決でみえる認知症の治療の今後の可能性について
2021年12月20日。
エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役CEO:内藤晴夫)は、バイオジェン・インク(Nasdaq: BIIB、本社:米国マサチューセッツ州ケンブリッジ、CEO:ミシェル・ヴォナッソス、以下 バイオジェン)が、米国におけるアルツハイマー病(AD)治療剤 ADUHELM® (一般名:アデュカヌマブ)注射100mg/mL溶液の卸業者購入価格(WAC)を2022年1月1日から、約50%引き下げる決定をしました。
これにより、米国における平均体重(74 kg)の当事者様の場合、維持投与量(10 mg/kg)による年間コストは28,200ドルとなります。
参考:https://www.eisai.co.jp/news/2021/news2021100.html
12月16日(現地時間)には、欧州医薬品庁(EMA)の医薬品委員会(CHMP)が、
アルツハイマー病治療薬・アデュカヌマブ(製品名:アデュヘルム ADUHELM® )を承認しないと勧告したと発表しました。
EMAは、「アミロイドβの減少とアルツハイマー病の臨床的改善との関連が確立されていない」と“アミロイドβ仮説”そのものに疑問を投げかけています。
さらに、2つの臨床第3相試験の結果が矛盾していることも問題視しており、アミロイド関連画像異常(ARIA-E(浮腫))があることから安全性にも疑問を投げかけ、「ベネフィットがリスクを上回っていない」と結論付けたのです。
これを受け、バイオジェンとエーザイは17日、「再審議を請求する予定」であることを発表しました。
参考:https://www.eisai.co.jp/news/2021/news202198.html
バイオジェン、エーザイの株価は今年6月のピーク時より4割以上も下落しました。
アデュカヌマブは、認知症の最大の原因であるアルツハイマー病の初の“根本治療薬”として2021年6月に米国FDA(食品医薬品局)が販売を承認したことが話題になりました。日本でもこの1年余り承認審査が行われており、12月22日に、可否を話し合う厚生労働省の専門部会が開かれる直前のニュースでした。
EUのEMAが、試験結果のデータの矛盾や安全性においても脳浮腫を引き起こしている事実を問題視し、リスクが非常に高いことを理由に承認を否決したことで、薬価を半額にすることで、日本の承認を得やすくしようとした方策であったと考えられます。
ある意味で、日本では、患者の安全性よりも、安く使える(とはいえ、年間300万円近くかかる薬ですが)ことで、治療という名目の治験承認が通りやすくなると考えたのかもしれません。
日本の医療業界や製薬業界を「金」という指標で動くと世界に思われているとしたら嘆かわしいことです。
そして、国内では、
2021年12月22日に、ADUHELM® 可否を話し合う厚生労働省の専門部会が開かれました。
この結果、日本の厚生労働省の諮問機関である薬事・食品衛生審議会第一部会において、アルツハイマー病治療剤アデュカヌマブ(一般名)の製造販売承認申請について、
継続審議となったのです。
https://www.eisai.co.jp/news/2021/news2021101.html
薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会では、現時点で得られたデータから、本剤の有効性を明確に判断することは困難であり、有効性及び安全性について再検討し、その結果に応じて再度審議する必要がある。と結論づけました。
■ 主な議論
1. 申請の根拠とされた2つの国際共同第Ⅲ相試験の結果に一貫性が無いこと
2. 探索的な評価項目である脳内アミロイドβプラーク低下の臨床的意義が確立していないこと
3. 本剤の投与によって、脳の浮腫や出血などがみられること
https://www.mhlw.go.jp/content/11121000/000871761.pdf
米国FDAによる ADUHELM® の承認理由
ADUHELM® は、アルツハイマー病の進行を遅らせるのではなく、原因と考えられる 「脳のプラークを減少させる」 というエビデンスに基づいて承認されました。
しかし、潜在的な患者数と医療システムにかかるコストの面で、過去に迅速承認された製品とは次元が異なるものでした。
このFDAの承認は、「臨床的有用性が十分示されていない」とした諮問委員会の見解を無視したものであり、
FDAが2021年 6月7日に 承認を発表して以降、
諮問委のメンバー 11人中 3人が、この決定の抗議のために辞任したのです。
この行動は、薬剤 ADUHELM® が患者の安全安心を無視して承認を得たこと、他の意図(実際に株価が激しく動いた)への抗議の表明でした。
公明正大な医薬品承認のデータ試験
医薬品の承認のためには、当然ですが、有効性と安全性を示す臨床試験のデータの提出が求められます。
・ 健康な人に投与して安全性を調べる 「第1相臨床試験」
・ 少人数の患者に実際に使ってもらい、さらに安全性などを確かめる「第2相臨床試験」
・ なかでも重要となるのが「第3相臨床試験」の結果です。
多くの患者に協力してもらい、薬を使う人と使わない人を比較します。
そして、症状の進行の度合いなどに違いがあるか(有効性)を確かめます。
諮問委員会の見解
ADUHELM® の第3相臨床試験は、2015年8月に開始された「ENGAGE試験」と、同年9月に始まった「EMERGE試験」の2つがありました。
共に、軽度の認知症もしくは認知症の予備軍(MCI)とされる人たちに対して1年半にわたって薬を投与し、そして、薬を使うグループと使わないグループに分けて、長期的に病気の進行の度合いが変わるかどうかを調べるものです。
結果、2019年3月、臨床試験が終了前の段階に、この2つの試験は中断されました。
理由は、この時期の段階で集まったデータを調べた結果、薬を使った人とそうでない人の間に、大きな違いが見られなかったからです。
そこで、これ以上試験を続けることを中断しました。
それは、治験参加する患者らに無用な負担や副作用のリスクを強いる危険性があったためでした。
2020年11月。
FDAの外部専門家委員会は、ADUHELMの主要な試験について、薬が効いたという「有力な証拠」を示すことができなかったと結論付けました。
そして、安全性の問題とともに、データ分析で見つかった有効性への疑問や、複数の「危険信号」を理由に、FDAにADUHELMを承認しないよう提案したのです。
しかし、バイオジェンとエーザイは、再度、「一部のグループにおいては脳の衰えを防げる可能性が示された。なので薬として承認してほしい」と主張し続けました。
迅速承認(accelerated approval)プログラムの利用
米国の医薬品承認制度のなかに「迅速承認(accelerated approval)プログラム」という制度があります。この制度は1992年に始まりました。
概要は、「臨床試験で薬の効果そのものを示せなかったとしても、効果がある可能性を示すことができたなら医薬品として治療に使ってよいとする。
ただし、その後に臨床試験を行って効果を証明することが求められる。
証明できない場合は、承認を取り消されることもある」というものです。
多くは、承認まで時間がかかると死亡に至る、進行するガン治療の新たな新薬として有効な医薬品をできる限り、今の患者に試すためでもありました。
ADUHELMは 認知症の予防効果を明確に示すことはできませんでしたが、アミロイドβを減らすことには成功しました。
そこで、FDAは、この迅速承認の条件を満たしたと判断しました。
認知症を治す薬はなかった
2018年6月1日。
フランス厚生省(社会問題・健康省)はアルツハイマー病治療のために使用されている薬を医療保険から外すことを発表しました。
「The French Ministry of Health and Welfare announced」
(フランス厚生省の英断! 認知症治療薬を医療保険適用外に)
https://disajp.org/knowledge/1164/
「ドネペジル」「ガランタミン」「リバスチグミン」「メマンチン」を、「8月1日より医療保険のカバーから外す」としました。
これら4種の薬が認知症を治すことができないと判断されたのでした。
日本では、相変わらず、2022年の今日も、これらの4種の薬を認知症患者に投与し続けています。
(なぜなら、それしか薬がないからでしょう)
一方、私たちの周囲では、これら処方された薬を独断で止めた方がたからの、「周辺症状が治まった」という声も多く届けられています。
つまり、フランス厚生省の判断のように、これらの薬が、心身にとって薬として作用せず、悪化する毒となってしまうような強い副作用があるということを示しているのではないでしょうか。
2019年11月2日。
中国当局、上海緑谷製薬の「九期一®」が条件付きで認可
世界に流れたニュースで朗報といわれた認知症新薬「九期一®」。
2020年4月8日、米食品医薬品局(FDA)からGV-971の国際的多施設第3相臨床試験用の新医薬品(IND)申請について正式決定しました。
この成分について、専門的な知識を有する者からみれば、世界に流布するような画期的な薬剤とは決していえないものでした。
当時、当協会学術研究顧問 森昌夫教授は、
「 『九期一®』は、非常に単純にいえば、オリゴ糖とナトリウムの化合物です。
すでに20年ほど以前より、オリゴ糖やナトリウムが、生活習慣病予防の役立つ生理作用を引き起こすことは、日本の医学界でも研究されてきました。
つまり、人体にとっても、悪い影響を及ぼすものではないということは自明です。
これら4種類の抗認知症薬(「ドネペジル」「ガランタミン」「リバスチグミン」「メマンチン」)が、BPSD(周辺症状)を逆に促進してしまった事実のような副作用が起きることは少ないでしょう。
そういった意味で、軽度から中等度のアルツハイマー病患者に、害悪を与える可能性は低いと考えられます。
しかし、アルツハイマーの症状を抑制するといった点では、結果を出すことは難しいのではないかと予測いたします。」
と、述べました。
2022年は光華(KOUKA)の年となるでしょう
FDAが条件付きで承認し、EUで否決された ADUHELM®。
実際に、一部の臨床試験の結果である「アミロイドβの減少」は可能であろうと思われます。
しかし、当協会学術研究顧問 森昌夫教授 の言う
「微小循環は、酸素や栄養素を人体の隅々まで万遍に行き渡らせ、不要な老廃物を取り込み体外に放出する。
ADUHELMによって取り去った老廃物(アミロイドβ)を、どうやって取り込み、どこに流すのか?
そのためには、人体の生理を正しく動かす微小循環を改善しつつ、認知機能障害を改善していかねばならない。」
という言葉が、その先の真実の認知機能障害改善に大いに役立つであろうことは明白です。
人体の生命の源である微小循環を強化・改善する作用をもつ霊芝と、認知機能改善に作用する、食用アマニ油 / 霊芝エキス / ビール酵母(セレン含有) / サバぺプタイト DHA, EPA / 霊芝炭末 を含む、日本の「認知機能障害改善用組成物」 の発明特許を取得したサプリメント「光華(KOUKA)」が、未来の恐怖と考えられている高齢者認知症社会の救い主となると確信しています。
私たちは、そのために、日々、多くの方に生理学に基づいた人体のもつ健康を維持・回復するための自分でできる食の大切さに、気づいていただけるよう活動しております。
〇 『真斗利来素』(まとりくす) のご紹介
美と健康に欠かせない コエンザイムQ10 を1粒に 50mg or 100mg 配合
マトリクスの4大特長
① 世界初!落花生油との配合に成功
② 日本初!1粒中にユビキノン 50mg / 100mg 配合
③ 安全第一!バイオ発酵法ユビキノン使用
④ 世界初!新型ソフトカプセルの採用
■ コエンザイムQ10 は私たちの体内の全ての細胞に存在する補酵素の一つです。
身体がエネルギーを作る時に欠かせない成分です。
全身で約 700mg(体重 60Kg)あります。
年齢とともに減少し、食事だけで補うのは難しい成分のため、質のよい補助食品の補給が大切です。
また若々しい細胞を維持し、老化から守る「抗酸化作用」を持っています。
細胞内のミトコンドリアに入り込む 唯一の抗酸化物質といえます。
特に心臓、肝臓、腎臓、肺に多く存在していますが、加齢とともに減少していきます。
コエンザイム Q10 には 2つの重要な働きがあります。
その一つは「エネルギー産生を促進する着火剤」としての働きです。
この成分がないと エネルギー燃焼のシステムが効率よく働かないことがわかっています。
もうひとつは、細胞を活性酸素による酸化から強力に守り、若々しいカラダを維持し老化から守る「抗酸化作用」です。
コエンザイム Q10 は、細胞内のミトコンドリアに入りこむことができる唯一の抗酸化物質といえます。
商品名:真斗利来素50
名称:コエンザイムQ10 加工食品
原材料:落花生油、コエンザイムQ10、ミツロウ、(被包剤)ゼラチン、グリセリン、カラメル着色
内容量:
〔大瓶〕1瓶192g(320mg×600粒) 100,000円
〔箱型〕1箱 お出かけに便利な 4粒入り 120 粒(4粒 ×30包) 22,000円
〔小瓶〕1瓶9.6g(320mg×30粒) 5,800円
・ 1粒あたりにコエンザイムQ10を 50㎎配合。
・ 安全性の高いバイオ発酵法製剤を採用。
・ 新開発のソフトカプセルにより吸収率アップ。
・ 落花生油との配合製造法に成功(特許出願中)。
・ ビタミンEや米胚芽油と比べ、 コエンザイムQ10のより高い吸収率を実現。
商品名:真斗利来素100
体のエネルギーを効率よく燃焼させます
内容量 16.7g(525mg×30粒入) 9,800円
・ 1粒あたりコエンザイムQ10を100mg配合。
・ 安全性の高いバイオ発酵法製剤。
・ 新開発のソフトカプセルが吸収率を高めています。
・ 一粒で100mg摂取でき、今まで以上に期待が持てます。
落花生油との配合製造法に成功し、ビタミンEや米胚芽油と比べ、コエンザイムQ10の吸収率が一層・高くなりました。
ユビキノン : 別名 コエンザイムQ10
体の中でビタミンのような働きをするので、ビタミンQとも呼ばれる。
エネルギーの産生に不可欠な要素で体内でも作られる(肝臓)が、加齢や偏った食生活によって減少する。
また、加熱や直射日光などにも非常に弱いため、現代の加工食品の多い食生活ではユビキノンの不足がおこりやすい。
人間のからだの中では、心臓に一番多く必要であり、次いで、肝臓・副腎・腎臓・精巣・卵巣・筋肉となる。
日本では、「心筋代謝改善薬」として使われているが、本来からだ中のATP産生を促しているため世界では、
① 心臓疾患
② 肝臓疾患
③ 免疫不全
④ 新生物(腫瘍の補助治療)
⑤ 慢性疲労症候群
⑥ 筋ジストロフィー
⑦ 薬剤副作用の防止
⑧ 歯周病の改善
⑨ その他
に使われる。
また、欧米諸国を中心にサプリメントとして、ダイエット(代謝活性)・筋肉トレーニング(エネルギーの補充)・美肌効果(抗酸化作用)を中心に、老化防止・精力促進やガン予防まで幅広く愛用されている。
最近では、英国のオリンピックチームが服用していたことで話題を集めている。
◎ユビキノン 研究の歩み
1957年:米国ウィスコンシン大学のフレデリック・クレイン教授のグループが牛の心筋のミトコンドリアから訪う橙黄色の結晶を単離し「CoQ10」と命名する。
1950年代:英国リバプール大のR・Aモートン氏らがビタミンA欠乏ラットの肝臓から新規のキノン化合物を見出して「ユビキノン」と命名。その後、CoQ10とユビキノンが同一のものと判明。
1974年:日本で「心筋代謝改善薬」として製造承認。
2001年:「食品」として販売を許可。
〇 認知症スケールを作った長谷川和夫医師の100の言葉
これまで10回に渡り、お伝えしてきた長谷川和夫医師の言葉です。
今回で最後となります。
日本国内をはじめ、世界の認知症診断の基礎を作った長谷川和夫医師。
認知症介護研究・研修東京センター名誉センター長及び精神科医。
2021年11月13日、老衰のため死去。92歳没。葬儀は親族で行われました。
2017年、88歳の時、彼は自ら認知症であることを公表。
嗜銀顆粒(しぎんかりゅう)性認知症(Argyrophilic Grain Dementia/AGD)でした。
長年、認知症の研究をしてきた自分も認知症になりました。公表した理由は、
「誰もが認知症になり得ることが当たり前の時代になったということを多くの人に知ってもらいたいから。
そして、もうひとつ。
認知症は特別な病気ではない社会になってもらいたいから。」
「私は認知症なんです」と、気軽に語れる世の中になってもらいたいと、
「認知症でも心は豊かに生きている」という本を出版しました。
そこには、長谷川和夫医師の100の言葉が収まっています。
91 65歳というのは、まだまだ若い。今後もその認識はますます進むでしょう。
92 人生100年時代。90歳以上になると認知症の人の割合は過半数となります。
93 日本は、少子高齢化対策だけではなく、認知症対策を急ぐ必要があります。
94 認知症診療とは、初診という入口から看取りという出口まで、暮らしの旅を本人と家族と共に考え、支えていくことであると考えます。
95 河合隼雄さん(日本の心理学者。教育学博士(京都大学)。2007年没)は、生前、認知症医療の現状を「患者は物語を持って病院に行き、診断名だけを貰って帰る」と話されていました。私は、本当に耳の痛い言葉であると思いました。
96 介護職や医師は、家族の介護方法に問題があっても、すぐにはそのやり方を否定しないことが大事です。
97 医療職や介護職は、ある時は、認知症の人の心の中に寄り添って、またある時は専門的な観点から認知症の方本人やその家族とは距離を取るといった「2.5人称」的な対応が必要なのです。
98 認知症の方が暮らしやすい町は、誰にとっても暮らしやすい町です。
99 私たち一人ひとりで新しく「絆」を作り、認知症を含む人々を支えていける。そういう世の中にしていく努力をしなければなりません。
100 他者を慈しむ灯を一人ひとりが持って、さらに灯を増やしていくことができれば、この世は希望の光に包まれることでしょう。
長谷川医師のご子息と懇意であった、当協会森昌夫教授は、コロナ感染終息後に、長谷川和夫医師の認知機能改善のご協力をする予定でした。
その時期に間に合わなかったことを、大変に悔しく思います。
当協会一同、長谷川和夫医師のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
〇 認知機能障害予防の食生活のすすめ
■ 自然薯 じねんじょ (会員限定 会報誌にてレシピを紹介)
滋養強壮や疲労回復効果のあるアミノ酸の一種『アルギニン』が多く、消化酵素アミラーゼが消化を促進。胃腸の働きを活発にし新陳代謝を促し血液の流れをスムーズにします。血管を拡張する作用があり、高血圧・動脈硬化・認知症改善にも良いとされています。タンパク質成分ディオスコリンには抗インフルエンザ作用があり、免疫力を上げることで予防効果が高まります。他にも、便秘・むくみ改善などの優れた効果のある栄養価の高い食材です。
(下記URLよりレシピをダウンロードできます)
https://disajp.org/media/uploads/2021/12/disa_jinenjo.pdf
自然薯はなかなか入手しにくい食材です。
当協会にて安心しておすすめできる自然薯購入先をご紹介いたします。
■ 笠間自然薯研究会
元々、自然薯は自然に自生していました。そこで出来る限り“自然”に近いかたちで栽培する必要があります。有機肥料100%での栽培に徹底してこだわり、「土(土壌)」を自然に近い状態にして栽培しています。品評会にて科学的なデータ測定(食品衛生検査など)を行い、農薬や化学肥料などのチェックを行っています。厳しい内部審査基準を行うことで、品質に関しては自信をもっています。 安心してお選びください。
http://www.kasama-jinenjo.jp/
直売所 住所: 茨城県笠間市手越418-2
※土日のみ営業 営業時間:9:00~日没まで
ネットショップ: https://kasama-jinenjo.shop-pro.jp/
当協会スタッフも年末に収穫したての自然薯を堪能し、新年に向け英気を養っておりました。
皆様の健康を願い、自分たちで実際に食べた食材、作ったレシピをご紹介してまいります。
■ 片山農場
農場主 片山 隆士
家族を中心とした小さな農家です。地元農家の人たちにも協力いただき少人数で栽培しています。
1町歩の畑で完全無化学肥料・無農薬で栽培した野菜と、3町歩の田んぼで栽培期間中農薬化学肥料不使用栽培の米(無農薬・無化学肥料米「にこまる」玄米価格:600円/kg)と、特別減農薬米を生産しています。
利益を上げるために敢えて自分たちの目が届く範囲での栽培を行い、少しずつできることとできる範囲を広げつつ、真面目に作物たちと向き合っている農場主が作った食材です。安心して召し上がってください。
https://katayama-organicfarm.com/
栽培作物:栽培期間中農薬化学肥料不使用栽培の【お米/お野菜/大豆/小麦】(特別栽培減農薬米も一部取扱い)
季節の作物・加工品:柿 / 栗 / 干し芋 / 焼き芋 / 小麦粉 / 乾麺 / きな粉 / 乾とうがらし / 切り干し大根 / 味噌 / たけのこ / 梅干し / 柚子胡椒 / ろう梅 /みょうが / 梅 / たくあん / みかんレモン / 季節のジャム / ジンジャーシロップ
所在地:埼玉県行田市渡柳1470-1
連絡先:090-1797-9313
〇 認知機能改善サポート日本協会一般会員・賛助会員の入会ご案内
当協会では、個人会員とペア会員の一般会員と、薬店を経営されている団体・法人が入会できる賛助会員を募集しております。
一般会員は、入会金1万円。個人会員は月会費3万1千円(毎月光華1箱・会報誌発送)。ペア会員は月会費5万8千円(毎月光華2箱・会報誌発送)。
過去に光華ご購入者で一般会員の方は、入会金無料でご入会いただけます。
入会資格等については、協会公式サイトで詳しくお伝えしております。
会員募集ご案内 ➡ https://disajp.org/member-recruitment/
一般会員入会申込ページ ➡ https://disajp.org/membership/levels/
※ 当協会賛助会員証を取得している賛助会員のみ、光華正規販売店です。取り扱い薬店は、DIS SHOPでご紹介しています。
その他の販売者から購入されました商品については、当協会では責任を負えませんのでご了承ください。
認知機能障害の改善には、光華を継続して服用いただくことが非常に重要です。
飲み忘れを防ぎ、日々の生活の中で認知機能障害改善を食生活に取り入れていただきたいと願っております。
2019年12月より長期に渡り、世界中で、COVID-19の猛威と闘っております。
この期間、たゆまぬご尽力をいただいております医療関係者の皆様の献身的な姿に大変に感謝しております。
私たちも、「認知機能改善」によって、世界中で、ご家族の笑顔が、認知症ゼロの町が、一つでも増えていくことを目標としています。
認知機能改善には、微小循環の正常化が非常に有効であり、微小循環の正常化のためには、天然素材の「霊芝」の適正摂取が必須であると、当協会は考えます。
認知症だからと諦めず、認知機能は改善可能であると、人間に生まれついて備わった生理学の研究によって明らかにし、広く啓蒙を行っています。
この情報を一人でも多くの方にお届けしたいと思います。
家族みんなが笑顔であることが、私たちの喜びです。
公式サイトでは、より有益な情報発信に努めてまいります。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
➡ https://disajp.org/
認知機能改善サポート日本協会では、毎月4日に世界に向けて、認知症で悲しむ人をなくすために、有益な情報を発信しています。皆様からの感想やご意見をお待ちしております。
当協会の目的・理念に賛同し、認知機能改善に有効な高品質霊芝のサプリメント「光華」の啓蒙・販売をしている「DIS SHOP」を、御紹介いたします。
➡ https://dis-shop.info/