こちらのメールは、一般社団法人認知機能改善サポート日本協会のメールマガジン『DISA NEWS』に会員登録していただいている方へお送りしております。

世界を認知症ゼロにするため、当協会から皆様に有益な情報をお届けするため、毎月4日に、メールマガジンを発行しています。

本日のメルマガ内容

〇 中国認知症新薬が製造販売承認を取得
〇 家族介護事件の悲しみ
〇 介護費用10兆円を超える・75歳以上の医療負担2割へ
〇 50年後の日本の姿を考えましょう


〇 中国認知症新薬が製造販売承認を取得

11月初旬、中国国家薬品監督管理局(China Food and Drug Administration – CFDA)は、中国科学院上海薬物研究所(Shanghai Institute of Materia Medica)と中国海洋大学(Ocean University of China)、上海緑谷製薬(Green Valley Headquarters)が開発・製造した アルツハイマー病新薬 「九期一®」(Oligomannate (GV-971) ) を条件付きで承認したと発表し、世界中にニュースが駆け巡りました。

中国認知症新薬が製造販売承認を取得 九期一®

この新薬について、我々、認知機能改善サポート日本協会としての考察をお伝えしております。

https://disajp.org/knowledge/2209/

端的にいえば、日本の医学界でもすでに20年以上、
オリゴ糖 や ナトリウム が、生活習慣病予防の役立つ生理作用を引き起こすことは研究されてきました。

研究結果を見ても、つまりは、人体にとって、悪い影響を及ぼすものではないということです。

ただし、それが、認知症を治す新薬であるかとはいえません。

中国科学院上海薬物研究所の耿美玉研究員は、
軽度から中等度のアルツハイマー病患者の認知機能障害を有意に改善すると発表していますが、
認知機能障害で本人も家族も、周囲の者も困ること、悩むことは、重度の認知機能障害にあります。

中核症状から周辺症状(BPSD)が顕著になり、
暴言や暴力 興奮 抑うつ 不眠 昼夜逆転 幻覚 妄想 せん妄 徘徊 もの取られ妄想 弄便 失禁などが表出することに
本人も家族も困るのです。

これまで、認知症の治療薬、予防薬として、世界的に、
ドネぺジル – 商品名アリセプト
ガランタミン – レミニール
リバスチグミン – イクセロンパッチ
メマンチン -メマリー
の4種類の薬を、患者に投与してきました。

しかし、上記の症状を抑制することができず、
2018年には、フランスで、これらの抗認知症薬の効果が不十分として、これら4種類を保険適用外にしました。

今回のアルツハイマー病新薬「九期一®」( Oligomannate (GV-971) )は、
これら4種類の抗認知症薬が、BPSDを逆に促進してしまった事実のような副作用が起きることは少ないでしょう。

そういった意味で、軽度から中等度のアルツハイマー病患者に、害悪を与える可能性は低いと考えられます。

が、アルツハイマーの症状を抑制するといった点では、結果を出すことは難しいのではないかと予測いたします。

WHOの保健大憲章では「健康とは, 完全な肉体的, 精神的 および 社会的に 良好な状態 にあること」と広義に理想像を考えています。

私たち、認知機能改善サポート日本協会は、人体を生理学的視点で見ることで、
本来あるべき人間の生理的機能の正常化の回復に向かうことを目指しています。

つまり 健康を回復するための基本的なルール = 康復医学 の学術研究を基に、
生命を維持する血流を各個人に合った正しい機能作用に回復させることこそが、健康を取り戻すことであり、
この新薬では、認知機能障害の改善には十分な結果をもたらすことは困難であると考えます。


〇 家族介護事件の悲しみ

11月17日に、福井県で71歳の嫁が、93歳、95歳の義父母と73歳の夫の高齢者3人を殺害した事件がありました。

介護が必要な義父母と夫の3人を嫁が一手に世話をしている上に、
両親の会社の経営までをみなくてはならない状態で、限界にきていたのでしょう。

https://dis-shop.info/kazokukaigo-jikenbo/2356/

介護殺人の加害者のその後を追い、反響を呼んだNHKスペシャルを元に書き下ろされた

『「母親に、死んで欲しい」: 介護殺人・当事者たちの告白』

の書籍の中には、2週間に一度、家族間の介護殺人が起きていると記載されています。

老老介護、認認介護の困難さは、当事者にしか理解できない辛いものです。

過去の家族介護事件をまとめているページを見ると、
周囲に迷惑をかけたくないと、真面目で優しい人ほど、ひとりで介護を抱え込む傾向にあるように感じます。

https://dis-shop.info/murder-case/

こうした悲しい現実を変え、家族に笑顔を取り戻してもらいたいという思いで、私たちは活動を行っています。


〇 介護費用10兆円を超える・75歳以上の医療負担2割へ

厚生労働省が11月28日に発表した「介護給付費等実態統計」により、
介護保険給付や自己負担を含む介護費用が 2018年度に初めて10兆円を超えたことが分かりました。

介護サービスを利用した人も前年度比1.6%増の517万9200人で過去最高でした。

高齢化の進行で社会保障費が膨張している実態が浮き彫りになりました。

団塊世代全員が25年には75歳以上の後期高齢者になるため、さらに膨れ上がる費用をどう抑制するかが大きな課題です。

社会保障審議会(厚労相の諮問機関)の部会が、制度の見直しを議論しています。

医療制度改革で焦点となっている75歳以上の後期高齢者の窓口負担を巡り、
政府は27日、現在の原則1割から2割に引き上げる方向で本格的な検討に入りました。
75歳以上の医療費は伸び続ける一方、費用の4割を現役世代が払う保険料で賄っており、
世代間の公平性を確保するのが狙いです。
(高齢者の自己負担は現在、現役並みに所得の高い一部の人を除いて70~74歳は原則2割、75歳以上は原則1割。)

負担増には高齢者の反発が予想され、与党との調整は難航する可能性がありますが、
政府関係者は2割への引き上げについて「その方向で進んでいる」と語りました。


人口ピラミッドの歪みや出生率から既に昭和の時代から少子化による社会の変化に対応する目をもつべきでした。

内閣府の調査では、第1次ベビーブーム期(1947~49年)には4.3を超えていましたが、1950(昭和25)年以降急激に低下しました。

その後、第2次ベビーブーム期(1971~74年)を含め、ほぼ2.1台で推移していましたが、1975年に2.0を下回ってから再び低下傾向となりました。

中国認知症新薬が製造販売承認を取得 人口ピラミッド1975
(1975年)

1989(昭和64、平成元)年にはそれまで最低であった1966(昭和41)年(丙午:ひのえうま)の数値を下回る1.57を記録し、さらに、2005(平成17)年には過去最低である1.26まで落ち込みました。


(2005年)

近年は微増傾向が続いていますが、2016年は1.44と前年より0.01ポイント下回っています。

人口ピラミッド 2050年
(2050年予想図)


〇 50年後の日本の姿を考えましょう

現在の人口ピラミッドを変えていくには、50年単位の視野で国のありかたを考えていかねばなりません。

果たして、今は、本当に少子化なのか?
高齢化社会の本当の課題はなんなのか?

介護費用の使い方をはじめ、医療費についても、

「治す」ことのできない方策に多額の資金を費やす のではなく、

地域で無理のない仕組みを取り入れていく という視点に シフトしていただきたいと思います。

これまでにお伝えしてきたように、市貝方式では、
その土地で認知機能改善につながる原料の霊芝栽培を行い、
それを栄養補助食品として摂取し、認知症の根本的な改善を行い、
認知症と診断されても地域に根差した生活を送り、
経済的にも、人も地域も自立できることを目指しています。

老若男女が集まる認知症カフェや食堂を作り、
働く場と社会貢献を担う誇りをもったコミュニティ作りが、
50年後、100年後の日本を支えていく力になると信じています。


2019年の当協会の活動にご理解、ご協力をいただき、誠にありがとうございました。

当協会の2019年の目標は、「認知機能改善による認知症ゼロの町」が、世界で一つでも増えていくことです。

認知機能改善には、微小循環の正常化が非常に有効であり、
微小循環の正常化のためには、天然素材の「霊芝」の適正摂取が必須であると、当協会は考えます。

この情報が、一人でも多くの方に届き、
認知症というキーワードで家族間での殺人や高齢者の死亡事故といった不幸が訪れないことを切望しております。

2019年7月に、米国のピュリッツァーセンター 特別派遣記者が 当協会に取材のために来日されました。
以下のページに 取材記事が掲載されています。
→ https://bit.ly/2NGyaYF

こちらの記事を翻訳した内容記事を公式サイトにてお知らせしております。

『米国 ピューリッツァーセンター記者による当協会取材記事 世界に配信』
→ https://disajp.org/project/2315/

言語の壁があるため、当協会が世界中の方にお伝えしたい想いを伝えきれなかった感は否めませんが、
若いジャーナリストの方の夢や希望の手助けとなり、
こうして、世界中で、ヒトの身体や生体の仕組を理解し、
根本的な改善による認知症をゼロにしていく取り組みが、
多くの方に広まっていくことを、大変に嬉しく思います。

私たち、認知機能改善サポート日本協会では、認知機能は改善可能であると、
人間に生まれついて備わった生理学の研究によって明らかにし、広く啓蒙を行っています。

具体的な取り組みとして、認知症に起こり得る周辺症状の改善や、
認知症を引き起こす原因の一つである加齢による微小循環の滞りによる生活習慣病等を改善するために、
光華(霊芝―生薬)を栄養補助食品として正しく定期継続摂取することで、
周辺症状と呼ばれる、暴力的な言動や行動をしていた認知症の方が、穏やかになったり、
抑うつ症状が出ていた認知症患者の方が、外に出て畑仕事を行ったり、
かつて交流のあった外国人の方に会いに海外まで旅行をするまでに元気になられた方もおります。

幻聴や幻視により、本人や、家族が不安でいっぱいだった方が、症状が消え、
家族も安心した日常を送ることができているという、喜びの声をいただいております。
家族みんなが笑顔であることが、私たちの喜びです。


公式サイトでは、より有益な情報発信に努めてまいります。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
https://disajp.org/

認知機能改善サポート日本協会では、毎月4日に世界に向けて、認知症で悲しむ人をなくすために、有益な情報を発信しています。

皆様からの感想やご意見をお待ちしております。

当協会の目的・理念に賛同し、認知機能改善に有効な高品質霊芝のサプリメント「光華」の啓蒙・販売をしている「DIS SHOP」を、御紹介いたします。

https://dis-shop.info/

年末年始、遠く離れた親御さんに久しぶりにお会いになる方もおられるでしょう。

いつもと違う環境で、頑張りすぎる高齢者の方もいらっしゃいます。

ご近所で、普段の様子などをお聞きして、気になることがあれば、当協会にご相談ください。

家族ならではの「あれ?」という感覚は、大変に鋭いものです。

早めに気づくことで、家族の笑顔が失われる可能性が少なくなります。


 

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