DISA 2525（ニコニコ）アドバイス – 口腔ケアについて
認知症改善サポート日本協会では、 食事 ・ 運動 ・ 生活 ・ 交流 ・ 心 の 5つのテーマで、認知症患者様とそのご家族に、笑顔と元気な毎日を送っていただく ヒントになるような ワンポイントアドバイスを お届けしています。
〇 軽度の 認知症の方 ：歯磨き / 義歯の清掃 / 粘膜 / 舌の清掃に加え、周りの人と たくさん楽しい会話をして 笑顔の時間を 増やしましょう。
〇 中度の 認知症の方 ：上記に加え、正しい噛み方 / 飲み込み方 / 姿勢など 簡単な機能訓練を 生活に 取り入れましょう。
〇 重度の 認知症の方 ： 介護者の方は、要介護者の方に、たくさん話しかけて、笑顔を 引き出しましょう。
本日の担当 ： 介護の専門家 川西 美幸 さん
お口の中から 清潔に ・・・
今回は 食事 が テーマです。
特に 口の中を 清潔にする 口腔ケア の 重要性 について お話します。
人は 口の中から 年をとる という事実 知ってましたか？
大切な ケアの一つ ！
口腔ケア を 徹底的にしましょう。
と いう 動きが あります。
口の中は 動かさないと いろいろな 細菌の 吹き溜まりで 不潔になります。
そこから 歯周病 虫歯 口内炎 歯の欠損
誤嚥性肺炎 ( → 細菌などで 汚染された唾液や 食物を 誤嚥することで 起こる) などが
発生するのです。
特に 年齢と 共に 顎の筋力も 衰えるので
滑舌も 悪くなり 呼吸の仕方も 困難になります。
嚥下 という 飲み込む力 も 悪くなるので、
水を飲んでも むせてしまいますね。
義歯 (入れ歯) も 作った時と 合わなくなってきます。
口腔機能低下を 予防するためには、 口腔ケア が 必要です。
口腔清掃 / 器質的口腔ケア の点からは
うがい / 歯磨き / 義歯の清掃 / 粘膜・舌の清掃 は
もちろんですが
MFT口腔機能回復 機能的口腔ケア の点からも
① 口腔周囲筋の運動訓練
② 咳払い訓練
③ 嚥下促通訓練
④ 発音 / 構音訓練
などが必要です。
① 口腔周囲筋とは・・・ 文字の通り、口の周りの筋肉のことで、唇 / ほほ / あご / 舌 などが含まれます。
高齢になると、体の動きが 若い頃のようには 動かせなくなります。
口の周りの筋肉も同様で、さらに 他人との交流の機会も減り、おしゃべりや 笑うことも 若い頃より 少なくなります。
そんな口腔周囲筋を 鍛えるためには・・・
朝、起きたら 鏡に 向かって ニッコリスマイル
それだけで 口角が 上がり 口腔周囲の運動になります。
そして・・・
おしゃべりして よく口を動かしましょう。
また、舌を 使って 口の中で ゆっくり うごかすことも いつでも出来る 筋トレ です。
② 咳払い訓練 とは・・・ 腹式呼吸で 意識して 「ゴホン！ エへン！」と 咳をする練習です。
声門や 軟口蓋が強化され、痰や 誤嚥物を 吐き出すときにも役立ちます。
③ 嚥下促通訓練 とは・・・ 嚥下反射を誘発する訓練で、食事をとる姿勢で、喉頭隆起(喉仏)の両脇に指を当て 顎の方へ皮膚を上下に摩擦します。
④ 発音 / 構音訓練 とは・・・ 構音 という言葉は、医学的な専門用語で、一般的に言われる 発音 のことを指します。
正しい音を 聞かせて 模倣させたり、誤った構音を 徐々に 正常な構音に 近づける訓練です。
構音と嚥下は 想像以上にリンクしていて、嚥下障害の方の中には 構音障害を 併発している人も少なくありません。
構音をよくしていくことで、嚥下に用いる筋肉を 鍛えることにもつながります。
口は 全ての入り口
良いものも 悪い物も 入ってくるので 侮れません。
お口の中から 清潔に ・・・
お口の中から ウエルエイジング
上手に 若々しく 健康に 穏やかに 歳を重ねていけたらいいですね。
普段の 食事の習慣を 見直して、
正しい噛み方
飲み込み方
姿勢
を 習慣化することが 必要です。
亜麻仁油 や エゴマ に含まれている α-リノレン酸 や、青魚 に多く含まれる 血管性認知症の予防に効果があるとされている EPA と DHA の オメガ3脂肪酸 は、 血中コレステロール や 中性脂肪 をコントロールし、 正しい血液循環 になり、 脳にもいい影響 を与えます。
KOUKAには、これらの成分が含まれています。
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