DISA 2525(ニコニコ)アドバイス – 運動について

 

認知症改善サポート日本協会では、 食事 ・ 運動 ・ 生活 ・ 交流 ・ 心 の 5つのテーマで、認知症患者様とそのご家族に、笑顔と元気な毎日を送っていただく ヒントになるような ワンポイントアドバイスを お届けしています。

 

〇 軽度の認知症の方 :あえて、いつもと違う道を散歩するなど刺激を楽しみましょう。

 

〇 中度の認知症の方 :早歩きで5分。往復10分の散歩を心がけましょう。迷子になったら遠慮せず、道行く人に尋ねてみましょう。

 

〇 重度の認知症の方 : 無理なく、でも目的をもって、「立つ」「座る」「歩く」を楽しみましょう。

 

本日の担当 : 介護の専門家  川西 美幸 さん

 


 

暖かくなり 身体を動かしたくなる 季節になりました。

 

健康の基本は 食事 ・ 運動 ・ 睡眠 !

 

認知症予防や 改善にも 運動 は 大切です 。

 

ハーバード大学や 京都大学では 「運動」は

認知症の予防だけでなく、改善にも 効果があると 報告しています。

http://www.kyoto-u.ac.jp/static/ja/news_data/h/h1/news6/2012/120507_1.htm

 

とはいえ、年齢を 重ねると、

身体のあちこちに 不具合や 痛みが 出始め、

運動することが 億劫になってしまうのも 事実。

 

ついつい 同じ場所で 身体を縮めて

できるだけ 歩かなくてもいいように、

必要な物を 側に置いてはいませんか?

 

カタツムリのように お家の中にいると、

さらに出不精になり、刺激もなくなってしまいます。

 

 

手軽にできて、お金も かからず、

認知症の 予防 に一番いいとされていることは 散歩です。

 

歩く動作は、バランス感覚を刺激する連続した動きで、

こうした動きは、認知症予防 につながるといわれています。

 

散歩をする時には、

ちょっとだけ負荷をかけた 早歩き をおすすめします。

 

注意力を高め、物忘れを防止 するには、

有酸素運動が 効果的だからです。

 

有酸素運動は、可能な限り 30分以上続けたいものですが

10分以上続けることで、効果はあると 考えられています。

 

早歩きで 5分歩き、戻って来れば 10分です。

 

朝、新聞を取りに行ったついでに、

家の周りを 一周してみるとか

マンションなら 階段を往復登ったり 降りたりしてみるとか。

 

ちょっとキツイかな?

と感じるくらいの 運動が

脳に 刺激が入ると いわれています。

 

なんと、計 10分の運動で、

脳が 90分間活動できるだけのエネルギーが

貯蓄できるといわれています。

 

 

ちょっと 頭を使って 疲れたら、

甘いものを 食べるより、

歩いた方が 有効かもしれませんね。

 

無精をやめて、ちょっとの距離でも 歩いてみたり

わざと 行きと帰りの道を 違えてみたりするだけで、

いろいろな発見がありそうです。

 

もし 道に迷ったら

誰か周りの方に尋ねてみてください。

知らない人と喋ることも 認知症の予防 には有効です!

早速 試してみてください。

 


 

重度の認知症患者様には、

日常生活動作である

「立つ」

「座る」

「歩く」

という動作を、

 

ごく軽い負荷で、

全く同じ角度、

全く同じポジションで

 

何度も 繰り返すことを おすすめしています。

 

これによって、筋肉を 活動筋に戻す 訓練になるからです。

 

本来は、運動は 目的をもって

楽しく行ってもらいたいものですが、

 

重度の認知症 の方には、

その 根本理解をいただくことが 難しいものです。

 

ですから、無理なく癖付けできて、

日常生活の中で、体に覚えてもらうことが大事です。

 

身体が 思うように 動かない場合、

道具を 使用する場面も 出てきます。

 

が、この道具が 新たな 外的刺激 となり、

運動を 受け入れがたくなることも、

まま あるからです。

 

難しい = 負の感情 は、

どんどん 強化され、

 

介護者に 対し、

 

「この人は 難しいことを強要する人」

 

と 認識されてしまうことで、

信頼関係が薄れ、

顔を見ただけで、負の感情が 湧きでるようになり、

コミュニケーションが できなくなってしまいます。

 

楽しい・簡単な 運動 によって、

自分の生活の質が 上がり、

日常を 満足してもらうことで、

正の感情を もっていただくと、

介護する側・される側のどちらも、

心に 余裕のある 毎日を 送ることが できますね。

 


 

認知症の症状は、人それぞれですので、

実際の 患者様の症状についての 対応については、

Q&A コーナー にて、

わかる範囲で お答えしたいと思います。

ご遠慮なく お問合せください。

 

 

こんな 問いかけをいただきました。

 

2525(ニコニコ)Q&A

歩くのが 遅くなって、なにかと すぐに座りたがるようになりました。

 

認知症の 進行と 共に 行動能力の低下が 起こります。

足腰が弱るのも よく見られる 症状です。

 

本人が 嫌がることを 無理にする必要は ありませんが、

買い物に 行こう とか、

地域の行事に 行く など、

日常生活の中で ハレの日を 作ってあげてみてください。

 

年齢に限らず 興味あることのためには、

隠されていた 能力が 発揮できるものです。

 

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今の 季節でしたら、お花見に いくのに、

体力 つけて おこう! などと

目的を もった 訓練に 結び付けられると いいですね。

 


 

霊芝成分 には、βグルカン(強い免疫賦活作用 制癌作用を持つとして特に注目が集まっている)と トリテルペン(天然のトリテルペン や トリテルペン配糖体 には 抗炎症 抗腫瘍  発がん予防  血糖降下  抗高脂血  肝保護 抗ウイルス や 抗菌作用 など 多彩な 生理機能が 報告されています) などの 有効成分が 含まれています。 また、 活動への 意欲が わいた という ご報告を いただいております。

 

 

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