厚生労働省認知症施策 ・ 行方のわからない 認知症高齢者 等 をお探しの方へ ー Ministry of Health, Labour and Welfare

大切なご家族の行方をお探しの方へ

厚生労働省では 介護・高齢者福祉「認知症施策」として

「行方のわからない 認知症高齢者 等をお探しの方へ 」 都道府県圏域を越えた 捜索活動のために 各地方自治体へのリンク一覧を 紹介しています。

当協会でも できるだけ早く ご家族の発見のために 情報を共有させていただきます。

(一部 厚生労働省の HPのリンク切れのページについては 当協会で 適切な情報ページに リンクを 変更しておりますこと ご了承ください)

行方のわからない 認知症高齢者 等を お探しの方へ

行方不明となった 認知症高齢者等が、身元が不明のまま、
各市町村において 保護されている場合があります。

一部の地方自治体では その捜索活動に資するよう、
こうした身元不明の方の情報を ホームページ上で公開し、
掲載情報についての照会への回答や 心当たりがある方からの問い合わせへの対応などが 行われています。

行方のわからない 認知症高齢者

当サイトでは 行方のわからない 認知症高齢者 の 情報について 随時 最新情報 を ご提供できるよう 努力しております。

より有益な 情報発信に 努めてまいります。

どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
https://disajp.org/

認知機能改善サポート日本協会では 毎月 4日に 世界に向けて 認知症で悲しむ人をなくすために 有益な情報を発信しています。

皆様からの 感想や ご意見を お待ちしております。

当協会の目的・理念に賛同し 認知機能改善に有効な高品質霊芝のサプリメント 「光華」 の啓蒙・販売をしている 「DIS SHOP」を 御紹介いたします。
https://dis-shop.info/

行方のわからない 認知症高齢者 についての分析

認知症高齢者の徘徊・行方不明・死亡に関する研
(JSPP 学会誌)
鈴木隆雄 桜美林大学老年学総合研究所(大学院教授)

はじめに

世界で一番の長寿国の日本において、多くの人々が健康長寿を楽しむ一方で、
加齢に伴うさまざまな社会問題も明らかになってきました。

そのひとつとして、認知症高齢者の増加とそれに伴う、
「外出したまま帰れなくなる帰宅困難(徘徊)」
やその結果としての「行方不明」の問題があります。

警視庁によりますと、
平成25年度では 日本全体で 約1万人の認知症高齢者が行方不明となっており、
そのなかで 約360名の方が亡くなられているということが報告されています。

セーフコミュニティを構築する観点からも、
そして セーフティプロモーションを進める観点からも、
今後 認知症高齢者の徘徊・行方不明・死亡対策は極めて重要と思われます。

本論では、認知症高齢者の徘徊・行方不明・死亡対策の1例として、筆者が携わった、
愛知県の 市町村 及び 愛知県警察の収集したデータから、
県内において 認知症高齢者が 外出したまま 帰宅困難になったり、
あるいは 行方不明なったりした方々の
いわゆる「徘徊」の 調査結果を中心に 実態を紹介し、
今後 一人でも 行方不明を予防し、
安心して 暮らせる地域づくりや 街づくりを 目的として
概説 学会講演集説することにします。

認知症高齢者の徘徊により 行方不明となった場合、
その発見が 重要となりますが、
その要因として 次のようなことが重要と思われます。

1) 認知症高齢者で徘徊のある方は、本人にはさまざまな理由で外出することのようです。 その場合、過去の生活歴に関係する場所(例えば、以前住んでいた自宅、よく買い物に行っていたスーパー、あるいはかつて勤めていた職場など)に向かおうとする場合が多いようです。

捜索の際には 本人の行動パターンや 生活歴なども 考慮することが大切です。

2) 認知症高齢者で徘徊のある方は 何度も徘徊を繰り返す可能性が高いです。
そのような場合には、近隣の方や商店(お店) そして近くの交番(地域安全センター)に写真を示して、
一人で歩いているときには、積極的に声掛けをお願いしておく。
また外出する時間帯は 今回の調査から 午後~夕方にかけてが 最も多いようでしたので、その時間帯は 特に注意が必要と思われます。

3) 徘徊の恐れのある 高齢者に関する 関係機関の情報共有は必須の事柄と思われます。
従いまして、近隣のご近所さんだけでなく、(介護保険申請によるサービス受給の場合には)ケアマネージャー、通所介護(デイサービス;予防含む)施設担当者、地域包括支援センター、市町村担当窓口、警察等への提出がポイントになると思われます。
特に市町村で「徘徊高齢者SOSネットワーク」などの体制がある場合には積極的に登録を進める必要があります。

このような場合には個人情報保護の視点から、ご本人もしくはご家族からの同意書等が必
要となります。

4) 徘徊を繰り返す高齢者ではやはり住所・氏名の判るものを衣服などに縫い付けておく、靴用ネームシールを貼っておく、あるいはGPS(貸出制度も含めて)の活用を図るなどの対策を考慮しなければならないと思われます。

5) 多くの市町村で認知症高齢者を地域で見守る取り組みがなされています。
その一つが「徘徊・見守りSOSネットワーク」ですが、
認知症高齢者を抱えるご家族の方はもちろんのこと、
一般の方々への理解を深める ことが必要です。

行方不明が心配な場合には、SOS見守りネットワークへの事前登録をお願いし、
事前に行方不明防止の対策の重要性を周知させることが重要と思われます。

また行方不明者の発生時を想定した模擬訓練や、
地域ケア会議等での関係者への協力依頼を行い、
実際に行方不明者の発生に際してはネットワーク登録者や関係各位への情報配信を行い、
早期発見に努めるよう 普段からの心構えと対策が必要と思われます。

6) 今回の愛知県下市町村あるいは警察の貴重なデータの分析から、
認知症高齢者の徘徊・行方不明に対する 最も重要な対策
「早期届け出(通報)」
「早期捜索開始 (初動捜査の重要性)」
が明確になったと思われます。

一般市民の方への普及啓発が非常に重要と思われます。
「徘徊対応情報発信システムの構築」や「近隣市町村との情報共有システム構築」
そして「市民参加の模擬訓練」などを通じて
予防対策を講ずることが急務と考えられます。

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